HGH:成長ホルモンについて

成長ホルモンは、“身長を伸ばすホルモン”としてよく知られています。しかし、成長ホルモンにはもう1つ重要な役割があります。

それは、体にある物質をエネルギーとして使えるような物質に変えていく代謝の働きです。
成長ホルモンは、成長だけでなく、日々の生活の過程で非常に大切な役割を担っています。

成長ホルモンは、脳から出た指令を受けて下垂体(かすいたい)から分泌されます。
そして、肝臓や筋肉、脂肪などのさまざまな臓器で行われている代謝を促進します。肝臓では、成長ホルモンを仲介するIGF-I(ソマトメジン-C)というインスリン様効果を持つ物質が作られています。


 Ho,K.K. et al.:
 Horm Res 40(1-3):80,1993より

成長ホルモンは加齢とともに低下してきます。その低下と共に老化現象を引き起こすため、別名アンチエイジングホルモンとも呼ばれています。

思春期前の値を100%とすると成長ホルモンの分泌量は、思春期後期で多くなり、200%と2倍くらいになります。 その後はどんどん少なくなり、30、40歳台では50%、60歳では30%くらいになります。

成長ホルモンの分泌量が落ちることで、我々の体では様々な現象が起こります。

その一つが、脂肪燃焼力が落ち、肥満になりやすくなることです。
中年太りというのは、その最たる例です。また、分泌量が落ちることで、細胞の活性が落ち、肌の再生能力も落ちます。

スリムで若々しい体を維持するには、この成長ホルモンの分泌量を高めておく必要があるのです。